新そろばん楽習塾

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わたしとそろばんの関わり⑫ 岡部秀夫塾長

2022年01月28日
顧問岡部の奮闘記

阪神淡路大震災のボランティア

講師依頼を全て断り、1年間毎週日曜日は阪神淡路大震災の被災地のボランティアに出向きました。西宮中央体育館 約6000名の人が避難されていて、テレビは一台、仕切りもなくプライバシーも何もあったものではありません。表に出ると道路の右側の家は全て倒壊、左側は倒壊はなく全戸無傷?体育館ではトイレも不足、お風呂ももちろんありません。

明徳の選手の家を探し見つけたのですが、誰もいなくて選手宛の手紙が落ちていて家を確認できただけでした。その後、会えないままで風の便りで生存を確認しただけでした。西宮北口から神戸方面には電車が動いていないために行けないままでした。

電車が動いていない理由は阪急電車の高架がずれているとのことでした。阪神高速道路が倒れたことも知らないままでした。何もできないと無力を感じながらも子どもたちの為にできる事をという思いで通い続けたのでした。

その後,花背山の家の飯田指導主事から,「神戸の長田神社でシンセサイザーの慰問コンサートを行うのでその間,子どもたちの面倒を見てくれそうな人を探しておられるので紹介しました。」と連絡が入りました。シンセサイザー奏者矢吹紫帆さん,京都の中学校長の山本宏之校長との出会いはその後ずっと続くことになりました。会場である長田神社に出向き初めて神戸市内の被災状況を目のあたりにしたのです。大きな団地が壊れたおもちゃのように波打っていたのです。


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