わたしとそろばんの関わり⑲ 岡部秀夫顧問
そろばん と チャレラン
江戸時代のそろばんのベストセラー「塵劫記」(じんこうき)は何十種類も「にせもの」が出回る程、流行ったそうです。 そろばんは今も私たちが子どもたちを育てる大事なアイテムとして使っています。路地裏遊びも一緒です。「いいものはいい」子どもが育つのに必要なものは昔も今も一緒なのです。
子どもたちは「好き」か「嫌い」かがとても重要で「嫌い」であれば夢中になって取り組めません。しかし、「好き」であればいくらでも取り組めます。
ひょっとしたらチャレランは「そろばんが好き、教室が好き、競争が好き、記録を出すのが好き、先生が好き」という大事なことかなえていてくれているのかも知れません。
明徳商業高校で授業しているときに、「成績が伸びるコツを教えてあげようか」と言うとみんなが教えて教えてというのでじゃー他のクラスには内緒で教えるから窓を閉めてというとみんな喜んで閉めてくれます。 興味津々です。
「あのね。成績を伸ばすコツはまず学校が好きになること」みんな「うんうん」と聞いています。「次にクラスが好きになること 続いて友だちが好きになること。 そして勉強が好きになること。 最後にね。 先生が好きになること。」
というと女子高で男の先生が言うものですから 「ワー!」となりました。