新そろ新聞 令和2年2月25日
まだ数字を書けなくても一生懸命です。年中さんが九九検定試験の二級に合格しました。年長さんでは五名もの生徒さんが、九九一級に合格しています。今回入塾の年長さん、おうちは北区と遠いのですが、これから毎日二時間の練習を希望!また、三歳になったら入塾希望のご挨拶も!小さい子たちのパワーに押されっぱなしですが、高学年も頑張っています。中学入試を終えて復帰した六年生、いきなり自分の記録を更新し、三月検定試験では段位を受験! 昨年復帰し、会議所一級受験の中学生、無事一級に合格を果たしたのですが、練習での成績はほとんどが満点で、現在、満点合格を目指して取り組んでいます。練習内容は言うことのない状態です。これからは段位の練習にも入ります。そう言えば、以前にも中学受験を終えて一月に復帰した生徒が三月の検定試験試験でいきなり珠算段位の十段に合格したことがありました。この一月二十日に入塾した小学三年生が一ヶ月間で取得した合格証書がなんと九枚!凄い生徒さんです。もちろんほとんどは自分のペースにあわせて伸びていってくれています。教える私たちも毎日が刺激的でとっても楽しいです。みんな一歩ずつ階段を登るように伸びていって欲しいです。その為に先生方は全力をあげて皆さんのサポートを行います。現在取り組んでいる「学年別珠算競技大会」では満点取得者がたくさん出ています。
みやざき中央新聞 特派員 山本 孝弘
こどもたちに働くことのイメージを聞くとマイナスイメージでのものが多い。そこで私は働くこととの素晴らしさを知って欲しいと思って話をしている。例えば「涙の数だけ大きくなれる!」木下晴弘著に出ているスーパーのレジ係の女性の話などです。
その女性は就職しても続かず、いつも数ヶ月で辞めて転職していた。理由は「嫌いな上司」「自分に合わない」等。母から「もう辞めて帰っておいで・・・」の連洛。彼女はスーパーを辞めると決め、持ち物の整理をしていると、子どもの頃に書いた日記が出てきた。その中に「私はピアニストになりたい」とあった。ピアは子どもの頃一番夢中になったものである。その頃の自分が今の自分を励ましているように思え母に電話した。「もう少し頑張ってみる」そして「レジ打ちを極めてみよう!」彼女は思った。当時は金額を手で打ち込むタイプのレジ。「私はピアノをやっていた。鍵盤をたたく要領でキーの位置を覚えれば早く打てるのではないか」と。彼女はすぐに取りかかった。数日もするとものすごいスピードでキーを打てるようになり、今まで見えなかったものが見え始めた。お客さんの様子がよく見えるようになり、ある日、よく来られるお婆ちゃんのカゴに5000円もする尾頭付きの鯛が入っていた。思わず彼女は話しかけた。「今日は何か良いことがあったのですか?」「孫が水泳で賞を獲ったんだよ。今日はお祝いをするの」「おめでとうございます!」この会話をきっかけに、右手でレジを猛スピードで打ちながら、お客さんと会話をするようになった。初めて仕事が楽しいと思えるようになっていた。ある日のこと店長が店内
送で「本日は混みあっています。空いているレジにお回り下さい」彼女は気付いた。五つのレジのうち自分のレジにだけ行列ができていることを。店長さんが他のレジに行くよう促すと、お客さんは答えた。「私は買い物だけをしに来ているんじゃないの。あの子と話したくて来てるんだからここでいいの!」レジ打ちを極めた彼女は多くのファンを獲得し、気がつけば彼女にしかできない仕事をしていたのだ。働くことのイメージが変わり、少しでも明るい未来を創造できるようになってくれたらいい。そう思って話をしている。