「そろばんがくれた奇跡
北海道　三浦そのみ　２」

プリントに日付、名前を書く。計算をする。計る。先生は同じことをひたすら繰り返し続けた。しかも、あんなに怒られているのに、長女は全く懲りていないし、先生のことも全く嫌っていない。「きっと、私が行かないと先生も怒り過ぎたことを気にするよ。」と翌日にはケロッとして教室に行く。

「そろばんの効果」長女が暗算一級を取り、少し自信がついた頃から、書字障害の改善に取り掛かった。そろばんと同じように、毎日同じことを繰り返せば何とかなるかも知れない。朝六時と夜七時半に他学年の子どもたちとテレビ電話をし、妹たちも一緒に十分間漢字の問題を出し続け、ついでに地理や英会話の練習も採り入れた。コロナ休校中は、この繋がりで毎日沢山の分野を学び、そろばんは姉妹で一緒に練習した。この効果は凄い結果となった。・・・

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