新そろばん楽習塾

お知らせ

新そろ新聞第214号 令和6年1月25日

2024年02月01日
広報誌

「和算の道をひらけ」  鳴海 風:作

私どもの教室には「北嵯峨野の農民のために隧道(トンネル)を堀り、水を通す工事を成功させたり、仕事に役立つ数学の問題を次々に考え、子供でも楽しく学べる江戸時代の大ベストセラー「塵劫記」(じんこうき)を出版した吉田光由の末裔が二人も在塾しています。

この度、その一人のおじい様より素晴らしい本を頂戴いたしました。
和算の道をひらけ! 江戸時代に数学ブームをおこした吉田光由」(あかね書房)です。今、私たちは夢中になって読ませて頂いています。兄光長とともに数学と土木技術を駆使し菖蒲谷隧道を通して嵯峨の地をうるおしました

塵劫記の著者吉田光由は京都の豪商角倉家の一員として生まれ、当時の数学者であった毛利重能に学んでいたが、後に、外祖父である角倉了以とその子、素庵に中国の算書として名高い「算法統宗」を学び、日本の社会で使われる様々な数処理の方法を明らかにした算法書を表しました。
そろばんの計算法から始まる実用的な問題を利用別に編集し、寛永四年(1727年)に刊行。

桂教室には、「塵劫記」の復刻版も置いています


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