本を読みきれないうちに飛行機は無事にカタールのDOHA
本を読みきれないうちに12時間20分の飛行を終えて飛行機は無事にカタールのDOHAに着いた。日本時間で10時35分、現地時間で5時35分、これから出発の8時15分まで2時間40分ほどの時間待ちである。とても大きな飛行場であり、出発便の掲示板を見ていたが画面が次々に変わって、探している便が見つからない。空港のスタッフに聞いて見たら掲示板のボードをタッチすると目的の便が現れた。手品を見ているようだった。ブース番号A7をメモして貰い、まずはA7を目指した。
広い、そして遠い、途中の売店でラクダの置き物を見つけた。教室に置いてあげたいと思って買った。ドルで買えた。レシートにはQAR55.00とあった。支払ったのは17ドル、1ドル紙幣2枚の2ドルは返してくれた。15ドル約1800円の支払いであった。「売る力」の続きを読み続けた。隣に日本人の若い二人の女性が座る。観光するところや食事をするところを相談していた。ガイドブックは日本語ではなかった。声をかけないまま本を夢中になって読んだ。周りの客が出発便に乗るために並び始めたので私も並んだ。最後のcheck時にここではないと言われた。C13番ゲートだと言う。
それから広い飛行場を走りに走った、異様な光景であったと思う。最後に場所を聞いたスタッフには落ち着いて落ち着いてと何度も言われ、ブースを案内して貰った。出発便が遅れて急ぐ必要は全くなかったがこれは後で言えることであった。座席は1番後ろの二人席で黒いヘジャフを被った年配の女性の隣であった。前の席の親子の母親のヘジャフは目だけが見えるものであった。
子どもさんは目の大きな可愛い男の子で2時間40分の飛行中、何度も後ろを向いてくれたので目と目を合わせて楽しい時間を過ごした。日本からは合計で15時間以上の飛行時間であったので眠りもしたし、映画も観た。モビックだったか凄い映画やクローバーという武井咲主演の日本映画、両方とも良かった。
無事にヨルダンのAmman空港に着き、出国検査で何か聞かれたがわからない。わからないというポーズをしたら通してくれた。いくつの国で同じことをしてきたのだろう。
英語の授業を嫌い続けたことを未だに悔やみ続けている。荷物を待ったが出て来ない!待っても待っても出て来ない。それにしても沢山の荷物が積まれていたものと感心しながらも不安になるぐらい出て来ない。きっと出迎えに来て下さっている石田さん、宮永さんも気が気でではないだろうと思ったが動く訳には行かなかった。諦めかけた頃、私のスーツケースの鮮やかなオレンジ色が見えた!見えた時は安堵でホッとした。
急いで出口に向かう。ここでも荷物検査をやっていたが、横をスーッと通り抜けることができた。誰も何もいわない。当たり前のように外に出れた。お二人が心配した!と笑顔で待っていて下さった。5月1日午前11時05分着、家を昨日の20時に出てから21時間、ホテルは死海にあるホテルホリディーイン、空港から約1時間、合計22時間を費やしての移動であった。車が走る周りは荒涼とした景色が続いた。ホテルの周りには店は一軒もないところだがホテルは沢山のプールがあるとても素敵なところである。ハディハンザ博士の心づくしに感謝である。死海は魚も生きていけないぐらい、塩分の強い湖とのこと。
身体が浮いてとても泳げない。船も一艘もない。対岸はイスラエル、凄いところで凄い体験をさせて貰った。夕食はプールサイドでピザ、スパゲティ、ホットドックなど半端でない量のものを頂いた。
夜、ジョニと一緒にミーティング!いつの間にか睡魔に襲われて早い目に失礼して休んだ!何時ころかもおぼえていない。
本当に素敵な死海横のホリデーインであった。