新そろ新聞第182号令和3年5月25日
全珠連広報誌「エール」で京都府向日市子育て応援団の副代表で研究者の松原千晴さんが紹介されました。松原 千晴 京都府立医科大学卒業 京都大学大学院博士課程前期修了
凄い方です。原点がそろばんにあり、学会での語学が珠算訪米使節団にあったというのはとても嬉しい記事でした。
滋賀県支部の森廣次先生に師事されています。
お母さんが森先生の珠算教室で指導をされていた関係で幼少期から習い始められ、最初は数字の練習、数遊びからスタート、初めてそろばんを持ったとき、鉛筆を持ったままスーッと珠を弾けず、小さな指で何度も練習したとのこと。「ピーンとした空気の中、パチパチとそろばんを弾く音に教室内は何ともいえない緊張感が漂っていたような気がする」と言われ、いつしか、そろばんの珠や数字をイメージで捉えるようになり、その魅力からそろばんに没頭する日々がやってきます。日々こつこつと机にむかい、科目ごとに短時間集中するインターバルトレーニングの姿勢が身につき、「検定試験では努力の成果が『合格』というかたちとなり、合格証書と合格シールが増えるうれしさは小学生だった私にとって宝物のような感じでした」とのこと。特に「試験を受けることで緊張感に打ち勝つ力を習得し、『試験慣れ』は高校や大学受験にも役立った」言われています。
その積み上げ成果は小学生での段位の習得、中一のとき、先生の推薦で「訪米使節団」に選出。しかし、語学力が十分でなかった私にとって、教える際の言語の壁は高かった。新たな自分への挑戦として英語を自主的に学ぶ意欲が湧き、今では国際学会での発表や英語の論文の読解、執筆まで至っているとのことです。団員同志の共同生活は新たな人間関係ができ、現在も使節団員の仲間との関係は続いているとのこと。そろばんを通してグローバルな視点に触れ、感じ、学び取れたことは、かけがえのない貴重な経験であったとのことでした。最高ですね。