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2017年05月29日
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「珠の季節」=興味深い記事=

時は今から遡ること四百数十年前、戦国時代長篠での陣中。4人の武将の会話である。その4人とは、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀。以下原文より「ソロバンが魔法の計算機だとは認める」この当時、ソロバンは明国から輸入されたばかりの最新鋭の計算機であった。四則計算のみならず開方・開立を一瞬でこなす。使いこなすためには割九九や三乗九九などを理解せねばならず、まだ特殊技能に属していた。「だが、ソロバンで人の心がわかるのか」「御意」光秀は、ぱちりと珠を弾いて応えた。「人間は損を嫌いまする。利が得られる保証がない限り、決断はしないもの」鈴木輝一郎氏の「長篠の四人 信長の難題」よりの抜粋である。(著者の使用許可済み)明智光秀をソロバンの名手とし、領地の査定や納税額の確定、すなわち「検地」に絶大な威力を発揮する道具として描いている。この武将たちがその後のソロバンの変遷をどのように予想していたのか知る由もないが、ただ一つ確かなことは武力だけに頼らず全てのことを計算した、徳川の世が二百数十年続いたということだ。(村松 利浩氏記)織田信長 徳川家康 豊臣秀吉 明智光秀


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